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祖父母の想いー着物ロケの経緯ー

2012.09.21 02:29|きまぐれ日記写真
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鳥取に住む祖父母。間もなく米寿を迎える祖父は、戦後まもなく商売の道へ進み、若き頃は自転車で衣料品の販売をして廻ったという。
その後、経済成長の勢いを借りて、結婚式場の貸衣装屋として営業をするようになり、時代の波に乗ったようで、お店の前には花嫁、花婿を始め、留袖、成人式の衣装を求めるお客さんで長蛇の列ができた事もあったそうだ。
夫婦二人三脚で営業していた祖父母は、寝る間もなく忙しくしてきた頃の話を、まるでついこの間のように話してくれた。

しかし、そんな祖父母も80才を過ぎてからは体力的に自分たちの生活で精一杯。
その様子を見て私は、つい口を挟んだのでした。

「おじいちゃん、これから着物はどうするの?」

青春時代は戦争、人生の半世紀は商売の祖父にとって着物は愛おしい存在。
祖母も同じで、着物に対する想いから、二人は手放す事が出来ずにいたのでした。


なんとか二人の気持ちを酌み取ったいい方法はないかと考えていた私は、祖父母の着物を見せてもらう事に。すると、なんと豪華な打ち掛けの数々。
私は短大卒業以来、ずっとブライダルの仕事をしてきましたが、ここ数年は不況のせいか、ウエディングドレスでのパーティスタイルが主流になったせいか、こういった豪華な着物を着る花嫁さんも見かけなくなっていました。
引き振り袖も、すごく斬新なデザインで色も華やかで、どれも魅力的で、この着物たちを眠らせておくのはもったいない。
衣装を見た途端、私自身の眠っていた想いと祖父母の想いに重なりが見えたようなきがしました。

「やっぱり自分で着物を使って、ロケーション撮影したい!」


しかし、実際は名古屋と鳥取という距離もあり、すぐには動けませんでした。
結婚式という共通点があっても、畠が違う私にとって大量の着物を管理する事に大きな不安があり、戸惑いも多かったのです。なにより知識の乏しさゆえの不安。

それでも、年々動作ものんびりになっていく祖父のペースと向き合いながら、私なりの方向性を見つけ、ゆっくりゆっくりと準備をすすめて行く事にしました。
今まで衣装整理をするタイミングも、体力もなくなっていた祖父にとって、この機会は良かったようで、
「こうして着物を出して見ていると、昔の事を思い出す」
と笑顔で言いながら、一つ一つ丁寧に丁寧に柄の説明、糸の説明をしてくれました。


そして、やっと今年2012年、少しずつ少しずつカタチになってきています。
ちょっとずつでいい。この着物を気に入って、着て頂ける花嫁さんが増えるといいなぁ
と想いを膨らませています。


※写真は着物の整理をしに行った時の帰りに慌ただしく撮影した一枚。



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